神州第一峰|横山大観
Exhibition
春季特別展 Spring Exhibition 2025
小展示室/大展示室/大観室

【開館55周年記念】 横山大観の軌跡 絶筆「不二」を含む名品を一堂に

会期: 2025年3月1日(土)~5月31日(土)

横山大観(1868~1958)は、明治から昭和の日本画壇において、その中心で活躍した画家として知られます。東京美術学校(現東京藝術大学)で学び、1898年(明治31)に岡倉天心が掲げた日本画の改革という理想のもと、日本美術院(院展)の創立に参加。院展を舞台に多くの名作を発表しました。新しい時代にふさわしい日本画の追求や新技法への挑戦、また日本への想いを託した作品を描くなど、美術界だけでなく社会的にも大きな影響を与えた画家です。
本展では、足立美術館の開館55周年を記念し、本館の日本画展示室すべてを使用して、当館コレクションの中心である大観作品を一堂に展示します。初期から晩年の名品、代名詞である富士図、さらに、このたび新たに収蔵された絶筆「不二」を初公開します。巨匠大観の軌跡をぜひご覧ください。

主な出品作品

「無我」「曳船」「那智乃瀧」「愛宕路」「紅葉」「神州第一峰」「朝嶺・暮嶽」「龍興而致雲」
「雨霽る」「曙色」「霊峰四趣・夏」「南溟の夜」「蓬萊山」「流れ行く水」「不二<初公開>

横山大観「龍興而致雲」
昭和12年
横山大観「不二」〈初公開〉
昭和32年