現代日本画名品選Ⅲ 足立美術館賞の画家たち

会期： 2024年10月30日（水）～2025年2月18日（火）

足立美術館賞は、当館の開館25周年（1995年）を機に、日本美術の発展と将来性ある日本画家の育成に寄与すべく、日本美術院展覧会（院展）に設けたものです。毎年開催される院展の中から当館にふさわしい作品1点を選出し、同時に買い上げを行っています。さらに、2005年からは収蔵品の一層の充実をはかるため、春の院展にも春の足立美術館賞を設置しました。
本展では、これまでに足立美術館賞を受賞した作品を一堂に展示いたします。現代日本画コレクションの中核をなす名作の数々をお楽しみください。

岩谷晃太「窯の音」

新館２階

人々を魅了する樹のすがた

会期： 2024年10月31日（木）～2025年1月20日（月）

私たちの身近にある樹は、華やかな花を咲かせる時もあれば、葉を落として静かな佇まいを見せる時もあります。地面に広がる根や太い幹は強い生命力を感じさせ、瑞々しい青葉が風に揺れる様子などは、見る者を爽やかな気分にさせてくれるでしょう。人々を魅了する樹の姿は、絵画の題材としても好まれ、画家たちによって多彩な作品が生み出されています。
本展では、可憐な桜の樹、緑が輝く森林、重なる葉の隙間から陽の光が漏れる様子など、樹のある風景が描かれた日本画ご紹介します。豊かな自然の中に佇む様々な樹の姿をご堪能ください。

小田野尚之「響」