1905年(明治38)~ 2010年(平成22) 東京に生まれる。中学卒業後、日本画家の蔦谷龍岬が主宰する鐸鈴社に入門して本格的に絵を学び、 そのかたわら絵本の挿絵を描くようになる。龍岬逝去後は童画に専念。 1961年(昭和36)、第二次日本童画家協会を結成し、1984年(昭和59)まで協会展を開催。 その後は毎年の個展で作品を発表する。日本美術著作権連合の理事職などを歴任した。
1996年(平成8) 45.2×53.0 cm 春の暖かい陽射しの中で、心地よさそうに眠る幼い天使と、そのかたわらで眠るウサギや小鳥たち。天使や動物たちの穏かな表情から、作者の子どもたちに対する深い愛情が感じられる一作である。