足立美術館賞

Adachi Museum of Art Award

足立美術館では、将来性ある日本画家を育成する一助になればという思いから、開館25周年を迎えた1995年(平成7)に日本美術院展覧会(院展)において「足立美術館賞」を創設しました。毎年9月に開催される院展の中から、優秀かつ当館にふさわしい作品を1点選考するもので、同時に買い上げを行っています。また、同賞のさらなる発展とコレクションの充実をはかるため、2005年(平成17)からは、毎年4月に開催される春の院展にも「春の足立美術館賞」を設けています。
当館のコレクションで、質・量ともに最も充実しているのが横山大観の作品です。岡倉天心の理想のもと、その大観によって再興された日本美術院に「足立美術館賞」「春の足立美術館賞」が設けられたことは、じつに意義深いものがあります。春・秋の「足立美術館賞」を受賞した作品が、今後の日本画の発展に重要な役割を果たしてくれることを、また回を重ねて足立コレクションの新しい顔となってくれることを願って止みません。

歴代受賞作品

  • 足立美術館賞
  • 春の足立美術館賞