足立美術館は、島根県安来市出身の実業家・足立全康が収集したコレクションをもとに、1970年に開館しました。日本画、陶芸、童画、木彫、漆芸など総数2000点のコレクションがあり、なかでも近代日本画壇を代表する横山大観の作品は質・量ともに最も充実しています。
また、館の建物を囲むように5万坪の日本庭園が広がっています。この庭園はアメリカの日本庭園専門誌において「庭園日本一」に、フランスの旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」では、山陰唯一の「三つ星」と評価されています。
2010年には、現代日本画を展示する新館がオープンし、これにより近代から現代へと続く日本画の流れを一望できるようになりました。また2020年には、北大路魯山人の作品を展示する魯山人館が新たに加わっています。
美しい日本庭園に囲まれて、名品の数々をお楽しみいただける美術館です。